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ああ。

このブログは、すぐに消すかも知れません。


ああ、仕事が、終わらないですね。
世の中のお母さんたち、お父さんたち、働く方々、お疲れ様です。


そんなこんなで、ぼやきたいと思います。
このブログでは銭湯ペンキ絵の情報を書き続けてきて、自分の考えやプライベートはなるべく書かずにやってきたのですが、ふと、思うことを書いてみたくなりました。
ブルーハーツの「終わらない歌」を聴きつつ。




銭湯が舞台になった某缶コーヒーのCMが10月中旬から放送されていて、「ああ。」と思いました。
制作に関し問い合わせがあった際に協力することをお断りしていたので、知ってはいたけれど、やはりがっかりとしてしまうのです。

銭湯ペンキ絵、古臭いから無くしちゃえばOK。っていう、その感じ。





伝統芸能など、長い時代を生き抜いてきた文化が世の中にはあります。
そのあり方を見習いながら、私なりに自分の生み出すものの本質は何かを考えつつ、時代にあったものを模索してきたつもりです。
時には、私がやってきた仕事の全てを見てきたわけではない人たちから批判を浴びつつ、しかし、やってきました。

それは、伝統が、本当にちょっとしたことで失われていく様子を観てきてしまったからだと思います。
無くしたくないなぁと思ってきたのです。





それから、絵を観る時に自分が人生で観てきたものから想像を膨らませていく楽しさを、大学や院で美術史を学ぶ中で味わってきたからなのかも知れません。

銭湯のペンキ絵を観たとき、「いつも富士山」と思わずに、手前の風景を観てみてください。
いつか大切な人と行ったあの場所や、いつか行きたいと思っていたあの場所、あなたや、大切な人の産まれ故郷が描いてあるかも知れません。
「あの場所かな」と考えて、絵の世界の中に入ってみる、あの感じ。

最先端のリモート画像も良いかも知れませんが、絵を観て考えるあなたの方が、本当はいつも新しくて、自由なはず。







ああ。
銭湯のペンキ絵が無くならなければ良いなぁと思って下さるかたが、増えるように、頑張ろう。

まぁ、「人生かけて銭湯のペンキ絵を全てけしてやるっっ!!!」、と思っている人も、世の中には居るのだろうけれど。





「働くことは前を向くこと」。

うん。
本当にそうだね。
私も、あなたが知らないところで働いている。




昨年から銭湯ペンキ絵に関して本を書いていて、ペンキ絵についてもっと面白がって頂ければ有り難いのだけれど。
思うことをつらつらと書いたけれど、これでコラボの話とか頂けたら、役所さんに「銭湯ペンキ絵も、いいなぁ!!」って言わせちゃうペンキ絵を描いちゃうんだけどね。
まぁ、この地味なブログから、そんな粋な展開も無いでしょう。




さて、仕事に戻るとしましょうか。
明日の朝には子供が元気に泣き出すぞ。
(もう今日か。あと数時間か。)




生きて糧を得ている全ての人に、生きてて良かったと思う瞬間が訪れますように。














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COMMENTS

缶コーヒーのCM 銭湯が舞台

銭湯の背景画を消す内容の物での田中さんへの協力依頼、背景画を大切にされている吉野湯さんに対しても無神経、無礼なCMであると思います。
ブログは残して頂きたいと思います。
NHKラジオ深夜便の『わたし終いの極意』に10月14日、21日と中島さんが出演されました。師匠の丸山喜久男さんの画風や最後は筆を持ったままコロリと逝きたいと話されました。明日の午前5時まで聞き逃しで聞けます。本の出版とても楽しみです。

Re: 缶コーヒーのCM 銭湯が舞台

KM様

コメントを下さりありがとうございます。
ご返事が遅くなり恐縮です。  

吉野湯さんの絵は、早川氏が亡くなってから何年も経つ中でずっと綺麗に保存されていて、大切にしてこられた様子が伺えます。

CMの制作者に対し何かを思うわけでもなく、ここから自分の銭湯ペンキ絵のあり方をまた考えていくべきかと考えています。
(といっても、銭湯ペンキ絵らしいペンキ絵を変えてしまうわけではないのですが)

ラジオの情報、ありがとうございました。
運良く聴くことができ、先日掲載した江戸川区の仲の湯さんで描いた絵をご覧頂ければラジオを聴いて考えたことがお分かり頂けるかも知れません。

秋が深まり冬も見え始める毎日ですが、どうか銭湯で良き時間をお過ごし頂けましたら幸いです。


 田中みずき拝



> 銭湯の背景画を消す内容の物での田中さんへの協力依頼、背景画を大切にされている吉野湯さんに対しても無神経、無礼なCMであると思います。
> ブログは残して頂きたいと思います。
> NHKラジオ深夜便の『わたし終いの極意』に10月14日、21日と中島さんが出演されました。師匠の丸山喜久男さんの画風や最後は筆を持ったままコロリと逝きたいと話されました。明日の午前5時まで聞き逃しで聞けます。本の出版とても楽しみです。

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