2015年9月13日(日)まで開催、「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2015」で鑑賞頂ける≪今日の限界芸術百選展≫(こちらは9月27日・日曜日まで開催です)への出品作について_2

●作品出品展覧会
大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2015
2015年7月26日(日)~9月13日(日)、新潟県各所にて開催
HP:  http://www.echigo-tsumari.jp/about/triennale_2015/

●《今日の限界芸術百選展》 2015年9月27日(日)まで開催
HP: http://www.echigo-tsumari.jp/calendar/event_20150726_0927_2
Facebook: http//www.facebook.com/genkaigeijutsu100?fref=nf

●Exhibition information
I exhibit my work
“Echigo-Tsumari Art Triennnale 2015”
At Matsudai“Nou-butai”
26/7/2015~13/9/2015
HP: http://www.echigo-tsumari.jp/eng/about/triennale_2015/
HP2: http://www.echigo-tsumari.jp/calendar/event_20150726_0927_2

(※日程に関して、《今日の限界芸術百選展》は越後妻有アートトリエンナーレ終了の9月13日以後も9月27日まで開催しているため8月28日に直しました。)

前の記事に続き、田中と駒村で出した作品について、少し書かせて頂きます。

今回、田中はいつも一緒に銭湯でペンキ絵仕事をしている夫の「便利屋こまむら」こと、駒村佳和と作品を制作しました。

二人で、見上げるような大屏風と、足場を富士山型に組んだ、極めて純粋な階段(通称、富士見階段)を作りました。
このような作品です。

越後妻有2015_6

越後妻有2015_7


向き合うように並べており、富士見階段には登って頂けます。
(ヘルメットもご用意しておりますので、どうか安全に注意して登ってください。1度に登れるのはお一人様までです。)

展覧会場がある松代の古民家から出た襖や障子といった建具に絵を描き、屏風に仕立てました。
描かれているのは、「銭湯のペンキ絵と言えば、、、」と定番のモチーフである富士山はもちろん、下には棚田が広がり、松代でもおなじみの風景。

しかし、ぜひ、小さなモチーフにもご注目ください。
画中には鳥が5羽いますが、全て、松代で見られる野鳥です。

こちらは、オオルリ。
越後妻有2015_A


そして、カワセミ。
越後妻有2015_9


ブッポウソウ。
越後妻有2015_B


ノジコ。
越後妻有2015_C


あとの一羽、屏風には鳥が描かれています。
ぜひ、会場で探してみて下さい。


また、棚田の水面に映るのは、、、
松代の山の上にあり、かつては男の子が7歳になると家族を引き連れて登ったという「松苧神社」。
越後妻有2015_8


非常に険しい山道の上にあり、かつては女人禁制でしたが、現在は女性もお参りできます。

そのほか、農舞台で見られる建築、作品も水面に。冬の景色も描かれています。
ぜひ、靴を脱いで畳に上がって探してみてください。




また、この屏風を鑑賞する際、お読み頂くと一層面白くなるであろう書籍をご紹介します。

1、赤瀬川源平『妄想科学小説』(河出書房、2015年)
越後妻有2015_F
(出版社サイトから画像を使わせて頂きました。)

こちらの、「てんやもの」というお話、おすすめです。


2、『絵本 鼠草子』(サントリー美術館、2007年)
越後妻有2015_D

こちらの、お姫様が鼠に嫁入りするという16世紀の絵巻ものを絵本にしたものなのですが、、、
お姫様が、入浴の際に周りを屏風で囲っています。
越後妻有2015_E

ペンキ絵について調べていた卒業論文執筆時にこの存在を知り、「お風呂に入って観ていたものって、色々とあったのだなぁ」と驚いたものでした。

また、駒村の富士見階段に関しては、実は同じく卒業論文でペンキ絵を調べていた際に知った、近代の「富士山型の遠望台」へのオマージュでもあります。
こんな遠望台です。卒業論文からそのまま引いてきました。

越後妻有2015_G


当時のように螺旋状になっているわけではないのですが、かつて人気を博していた遠望台を、時代を超えて復活させてみました。
限界と純粋、そして内と外が混ざり会う会場、ぜひ、楽しんで頂けましたら嬉しい限りです。
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