稲荷湯(千代田区)でのペンキ絵制作_2013年5月26日

●ペンキ絵制作銭湯
稲荷湯
〒 千代田区内神田1-7-3
「大手町」駅から徒歩3分、「神田」駅から徒歩7分

●銭湯営業日時
14:50~24:00(祝日は22:30まで)、日曜休

中島絵師の下から独立し、初仕事が、こちらの稲荷湯さん。
こちらは、昨年も田中に絵を描かせて下さった銭湯です。
昨年のブログは、下記をご参照ください↓
http://mizu111.blog40.fc2.com/blog-entry-348.html

こちらの銭湯、田中の所属する「銭湯振興舎」の活動の一つ、「銭湯ペンキ絵広告プロジェクト」で2010年からお世話になっている銭湯です。
今回は、絵のご依頼を頂けた後、銭湯振興舎のほうから「銭湯ペンキ絵広告プロジェクト」を実施させて頂きたいとご提案をさせて頂きました。

さて、ブログをご覧のかたには、「銭湯ペンキ絵広告プロジェクト」が何かおわかりにならないかたもいるかと思います。
銭湯振興舎については、こちらをご覧下さい↓
http://sentoushinkousya.web.fc2.com/
「銭湯ペンキ絵プロジェクト」については、こちらからどうぞ↓
http://sentoushinkousya.web.fc2.com/penki-e-koukoku_001.htm

このプロジェクトは、2009年頃、「ペンキ絵発祥の地といわれている千代田区には現在銭湯が4軒あるが、ペンキ絵のある銭湯が1軒も無い。どうにかしてペンキ絵を復活できないものか、、、」という思いから始まりました。現在、ペンキ絵は基本的に、銭湯からのご依頼で制作しています。千代田区の銭湯について考えた際、今までペンキ絵のなかった銭湯から、ペンキ絵のご依頼を頂くというのは難しい状況に思えました。
そこで、このプロジェクトでは「1回、ペンキ絵のある環境を体験して頂く」という試みと、「地域と銭湯とのかかわりを考える」とのコンセプトから、銭湯の周りのお店から広告を出していただき、その広告費でペンキ絵を制作するという昭和の頃のペンキ絵制作システムを復活させ、絵を銭湯に設置して頂くという試みを始めたものです。

当初、一畳程の大きさのパネルに絵を描いてフロントに設置させて頂いていたたものが、数年のうちに、本当に浴室に絵を描けるようになるとは、、、感無量です。


そして、なんと、今回は、浴室内のペンキ絵の下に広告を設置できることになったのです!!!
(この広告については、また明日、詳細をUPします。)



しっかりと準備をしなくては、と、春から稲荷湯さんに広告募集のチラシを置きデザインの打ち合わせをし、5月中には別業をしつつ、時間があれば黙々と広告を描いていくという毎日でした。

なおかつ、今回は、稲荷湯さんから
「うちの銭湯はマラソンランナーさんが多いので、近くの皇居周辺のマラソンコースを描いて欲しい」とのご依頼が。
マラソンコースなんて、描いたことがありません。しかも、具体的な例を示されたので、そことわかるようにしなければなりません。

、、、というわけで、、、

稲荷湯1

いつも、仕事を手伝って頂いている、便利屋こまむらさんにお願いし、皇居周りのコースを視察。
緑も多く、気持ち良い風景が多いものの、特徴も無いといけないし、とグルグルと周っているうちに、絶景スポットが。

稲荷湯2
稲荷湯4
松とビル、、、東京駅前のこの風景、非常にペンキ絵にすると映えそうです。

また、別業でもよく伺う東京国立近代美術館の前の、竹橋の風景も、橋が特徴的だし、柳も涼しげで素敵だなぁと思ったり、、、。

稲荷湯5

というわけで、視察の結果、これは絵になるという風景をもとに、今回はラフ(イメージ画)を制作して稲荷湯さんに持っていきました。
稲荷湯F

東京から観える富士山は、いつも拝見していた中島絵師の山梨からの富士山とは少し方向が違うということにも気付き、富士山頭部のかきかえなどもメモに残っています。

稲荷湯G

こちらは、別バージョンのラフ。
自分の好みだけで絵を作ると独りよがりになってしまう危険性があるため、数パターン出してお選び頂くようにしました。


絵の制作当日、銭湯のご主人一家にご覧頂いた結果、プチ家族会議が開かれ、色々な意見が本当に参考になりつつ、結果的に、私の第一印象で決めたラフをお選び頂けました。


というわけで、当日、8時に現場につき、準備です。
絵の位置が高いので、便利屋こまむらさんに足場を組んで頂きます。
そして、当日、某新聞社のかた(もう書いてよいのか不明なのでしばらく公開を避けます)と、無印良品のブログ
「MUJIキャラバン」の企画にて、ご夫婦で世界中、そして日本中の職人を訪れている長谷川ご夫妻が取材にいらしてくださりました。
「MUJIキャラバン」のブログ、日本各地の色んな職人さんを丁寧に取材なさっていて、素敵です。

http://www.muji.net/lab/blog/caravan/

ご夫妻には、私の別業の御縁で知り合ったのですが、、、
さわやかな旦那さんと、非常に可愛くお洒落な奥様で、一見、お洒落な都会の若夫婦という風情なのですが、お互いが自然に助け合いながら取材を進める姿勢に、「こうやって世界を周っていらしたんだな、、、」と納得させられました。
当日、すでにツイッターに書いて下さっていて、ありがたい限りです。
https://twitter.com/muji_caravan


そんなこんなで、制作開始です。

前の絵は、こういった絵でした。
稲荷湯H

女湯は、銭湯ペンキ絵らしい海と島の風景です。

男湯は、こちら。
稲荷湯I
スカイツリーでした!!


時間がかかりながらも、黙々と作業を進め、学生時代の友人が見学にきたりもしつつ、、、

完成は、こちらです。
女湯は、東京駅前の松とビル。
稲荷湯K

男湯は、竹橋付近の風景です。
稲荷湯J

横から眺めると、こんな風景になります。
稲荷湯L

前回の絵が、横にずーっと水平線が続く絵だったので、今回は、奥行きを生むような構図にし、変化をつけようと試みました。
また、若いランナーさんが多い銭湯ですので、通常のペンキ絵とは少し違うタッチにしてみたり。

遅くまで時間がかかってしまいましたが、稲荷湯の兄貴肌と姉御肌の素敵なお主人と女将さんに見守っていただき(女将さんには、手作りの美味しいご飯までご馳走になり)、無事完成です。
広告も、しっかりと掲示されました。



銭湯のご主人、ペンキ絵広告のご依頼主、銭湯のお客様たちなどなど色んなかたに助けられつつ、今回のプロジェクトを実施できました。
この場をお借りして、改めまして御礼を。
本当にありがとうございました!!

なお、当日、首に巻いていたのは、このタオル。
稲荷湯D

先日3月に放映のあった「輝けるなでしこ」のディレクターから頂いた、名前入りタオルです。
独立ちしたら使おうと心に決め、今回、気合を入れるアイテムとして助けられました。
稲荷湯E

色んな現場で、模索をしつつ、汗をかいて、進んでいきたいと思います。

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