矢部の湯(横浜市・戸塚区)でのペンキ絵制作日記_2011年7月11日

●ペンキ絵制作銭湯
矢部の湯
〒 神奈川県横浜市戸塚区矢部町4
JR東海道線、湘南新宿ライン、市営地下鉄「戸塚駅」から徒歩4分

●銭湯営業日時
14:00~23:00、月曜休

学生時代に通っていた戸塚駅近くに、久々に到着。
今日のお仕事は、矢部の湯さんです、

!!!矢部の湯_1

!!!矢部の湯_15

!!!矢部の湯_14






昔ながらの、良い銭湯、、、
と思って、まず驚くのが、これ。

!!!矢部の湯_3

男湯と女湯の境の壁。
なんだ、この贅沢なタイル絵は!!
と心内絶叫の内容です。

恐らく、多くの銭湯ファンのかたで、男性は女湯のタイル絵を、女性は男湯のタイル絵を観てみたいと思われるため、、、
また、近代美術を学ぶ稀有な後輩のため(横浜の銭湯には、こういった凝ったタイル絵が多いのです。)、、、
全掲示いたします。

女湯は、全て、町田忍氏の著作でも紹介されている、タイル職人・章仙氏のもの。

!!!矢部の湯_16

図柄はこんな感じです。
浴室手前から紹介。
!!!矢部の湯_4

!!!矢部の湯_5

!!!矢部の湯_6

!!!矢部の湯_7




そして、男湯なのですが、このタイル絵の職人は、、、

!!!矢部の湯_18
光山氏?充山氏?

初めて拝見しました。

絵は、浴室奥から、このようになっております。
!!!矢部の湯_9

!!!矢部の湯_10

!!!矢部の湯_11
まだ1枚ありますが、この3枚目のタイル絵を観た際、本当にびっくりしました、、、。
確か、大学院時代に観た、菊池容斎(1788-1878年)の『前賢故実』に、非常に似た絵柄が出ていたような、、、。(本著作、国会図書館では内容をマイクロフィルムで見られます。有職故実に詳しいかたはもちろん、線描で見られる、大胆な動きをする人物たちの姿が本当に魅力的で、大友克洋の『童夢』などがお好きな方にも一見をおススメしたい本です。今回のブログでは、当ブログ今まで出さなかったように内容が専門的かつ偏ったものになり、すみません。興味のあるかたはお調べください。)

だいぶ前の記憶で、現在、正確には確かめていませんが、、。間違えていたら、すみません。しかし、もし当たっていたら、こういったタイル絵の画題も、何かしら当時の人の間で共通観念のあるものだったのか、、、

興味はつきません。
何か、絵師や画題についてお知恵のあるかた、コメント頂けましたら幸いです。

で、最後のタイル絵はこちら。
!!!矢部の湯_12

豪華ですね、、、。

さて、見とれている場合でもなく、作業を進めなければなりません。
元の絵は、このような絵でした。
!!!矢部の湯_2!!!矢部の湯_8

早川絵師のものでした。だいぶ傷んでいます。
浮いてしまったペンキ片を削り、準備します。
!!!矢部の湯_13

全て落とすと、こんな感じになります。

!!!矢部の湯_17

終わると腕が重たく、明日は筋肉痛かと覚悟の作業です。

さて、今回の画面は横長。
師匠が何を描くかと予測しながら観ていると、、、
!!!矢部の湯_20!!!矢部の湯_19

やはり、水辺の風景。
ぐーっと空間の広がる絵になりました。
塗り替えられた、周りの真っ白な壁にも映える、新しいペンキ絵です。

素敵なペンキ絵と、豪華なタイル絵の矢部の湯さん、是非、ゆっくりお楽しみいただけましたら幸いです。



入り口も、ぬかりなく!!
!!!矢部の湯_21

!!!矢部の湯_22
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COMMENTS

鎧武者のタイル絵

 はじめまして。最近このブログを発見して、銭湯ファンとしては大変興味深く読ませていただきました。
 さて、鎧武者のタイル絵の画題ですが、壇ノ浦の合戦における源義経の「八艘飛び」だと思います。もうお調べが済んでいるかもしれませんが、一応。
 今後もブログを楽しみにしております。

Re: 鎧武者のタイル絵

暴れちゃんこ様

コメントありがとうございます!
ご返事が遅くなり、すみません。
鎧武者の絵、確認せねば、と思いながら別業に追われて未確認の中、ありがたいご指摘でした。
タイル絵内にも、少々説明が書かれていますね。

ブログ、観ていただけてありがたいです。今後とも、ご指摘よろしくお願いいたします。


>  はじめまして。最近このブログを発見して、銭湯ファンとしては大変興味深く読ませていただきました。
>  さて、鎧武者のタイル絵の画題ですが、壇ノ浦の合戦における源義経の「八艘飛び」だと思います。もうお調べが済んでいるかもしれませんが、一応。
>  今後もブログを楽しみにしております。

矢部の湯。。。懐かしいです。

戸塚に10 年ほど住んでいました。
駅が近く、地下から上がると煙の匂いを感じることも多かったです。

小生が最も繰り返し入った銭湯でした。
当たり前のように入っていましたが、離れてみて、なかなか貴重な銭湯だったと改めて思っています。

タイル絵では、特に、男湯の下田のタイル絵が好きでした。
あの微細な上品なタッチは今でも細かく思い出すことができます。

今日、久しぶりに横浜の銭湯に出かけようよと思っています。
ここも、故早川さんの絵でしたが、どうなっているんでしょうか。。。
大将が亡くなられて、営業時間もだいぶ短くなってしまった、横浜切ってのレトロ銭湯です。

Re: 矢部の湯。。。懐かしいです。

ナカムラ様

コメントありがとうございます。
戸塚、住んでいらしたのですね!
実は私は学生時代に戸塚に通っておりました、、、。

タイル、本当に素敵で驚きました。
これが観られる入浴時間、贅沢ですね。

横浜の銭湯は、いかがだったでしょう。
早川絵師の絵も、だんだん傷んできていて切なくなります。


> 戸塚に10 年ほど住んでいました。
> 駅が近く、地下から上がると煙の匂いを感じることも多かったです。
>
> 小生が最も繰り返し入った銭湯でした。
> 当たり前のように入っていましたが、離れてみて、なかなか貴重な銭湯だったと改めて思っています。
>
> タイル絵では、特に、男湯の下田のタイル絵が好きでした。
> あの微細な上品なタッチは今でも細かく思い出すことができます。
>
> 今日、久しぶりに横浜の銭湯に出かけようよと思っています。
> ここも、故早川さんの絵でしたが、どうなっているんでしょうか。。。
> 大将が亡くなられて、営業時間もだいぶ短くなってしまった、横浜切ってのレトロ銭湯です。

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