元の湯(武蔵境)でのペンキ絵制作日記_2009年12月21日(月)

●ペンキ絵制作場所
元の湯
〒 武蔵野市堺1-8-20
(中央線「武蔵堺」駅北口から3分)

●営業日時
16:00~24:00、月曜休(銭湯の日、菖蒲・柚子湯の日は営業)。


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12月21日(月)、元の湯さんでペンキ絵制作でした。

今回は現場集合。
予定時刻より少し早くついて銭湯の前で待っていたのですが―
(というと健気な感じがしますが、立派な煙突に見とれたり、破風の下の飾りに見入ったりしていたのが実際だったりします。)

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急に戸が開き、中から銭湯を管理していらっしゃる女性が
「寒いでしょ、入んなさい」
と声をかけてくださって、、、。

なんという気配り!!と感動いたしました。
実は他の銭湯さんでは、戸を開けてくださっているところも無くはないのですが、自分でシャッターを押し上げて入るのが基本で、時には鍵が空いていないのでお店の前から携帯で電話して戸をあけて頂くということも多いのです、、、。

で、準備をしながらゆっくりと前作鑑賞。女将さんもいらっしゃって、この銭湯には男女の湯にそれぞれ富士を描いて欲しいとのオーダーをお聞きしたりしていました、、、。


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お話しをしながらよく銭湯を見てみれば、格天井や男湯・女湯それぞれのお庭、女湯浴室横に併設された赤ちゃんのオシメ替えの台など―丁寧な職人の仕事にほれぼれしてしまいます、、、。

そして絵。この銭湯、前の絵は早川さん作でした。
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絵師としての、早川さんの、最後のお仕事。




制作が辛かったのか、後にかいた女湯のほうのメンテナンスがかなり悪く、ペンキがささくれだって浮いています―
到着した師匠と足場組が終わったのち、10:30頃から、壁を木の棒で叩き、浮いたペンキを落とす作業が1時間弱続きました。

当日、現場には朝から、ペンキ絵描き替えを聞きつけた常連のお客様が見学にいらしていたのですが、恐らく、かなり観甲斐がある現場だったのではないかと思います。

降り落ちる、塗り重ねられたペンキ片。
叩く作業の暴力性と富士というモチーフ、そして浴室の密閉性が、なにやら60年代チックですらあります、、、。

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こういううペンキ絵片のつまった袋が数袋出現しました。

ペンキの落ちた壁にうっすらと見える、初期に描かれた絵。
何十年ぶりに、「今の空気」に触れていることか。

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で、制作―。

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田中は空と、女湯の松の一部などを描かせて頂いた感じです。
できたペンキ絵はこんな感じです。女湯を参考まで、、、。男湯は、どうぞ現場でごらんください。

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実は、事前に「大きな青い富士」というオーダーを頂いていたのですが、師匠は前の早川さんよりも頂上は小さめの富士を描きました。
「こちらの方が、銭湯の空間が広く見える。ただ頂上を大きくするより、バランスを見ると、こちらのほうが空間と相まって大きな富士になるんだよ。」
という師匠の言葉。
ご主人と女将さんは納得してくださるのかと初めは不安になったのですが、観ていただくと笑顔になっていただけました。
ペンキ絵の役割というものを、改めて教えていただいた現場でした。

見学のかたからも、聾学校のお話(お聞きして、いつか耳の不自由なかたに、ペンキ絵制作見学&入浴のイベントをやりたい!!と心底思いました。ご家族とかも一緒に、体験の時間を共有できるやつを!!)や、かつての早川さんの描きっぷりなどをお聞きし、非常に濃い一日でした。

伝統ある建築&今を充実して生きる人の集る、「元の湯」さん、素敵な銭湯です。
ぜひぜひ、行ってみてください★
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