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武蔵湯(東京都江戸川区)でのペンキ絵制作日記_2023年9月4日

●ペンキ絵制作銭湯
武蔵湯
〒 東京都江戸川区西小岩1−6−16
JR総武線「小岩」駅下車、徒歩5分

●銭湯営業日時
14:00~24:00、月曜休


●The sento(Japanese public bath) where my work is seen in.
Musashi-yu
〒 1-6-16 Nishikoiwa, Edogawa-ku, Tokyo Prefecture,Japan
JR Sobu Line: Koiwa Sta. / A 5 min walk

●Opening hours
14:00 ~24:00
Monday is closed.


2020年にのリニューアルオープンでペンキ絵を描かせて頂いていた武蔵湯さん。

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昔ながらのものと、新しいものとの良いところをミックスした建築。
フロントの入り口で、銭湯に不慣れなかたも誘いやすいです。

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前回の絵は、このような絵でした。

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今回は、8月11日に開催された「親子 de 銭湯」の際に描いていた白富士をご覧になった若旦那から「白富士にしてください!」と御要望を頂き、イメージ案を作ってご相談していきました。

また、「お湯の富士を、大きめに入れたいです!!」とも。
江戸川区浴場組合のキャラクター、お湯の富士。人気が熱いです。



そんな中、描かせて頂いたのがこちらの絵でした。

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どーん、と、白富士です。
白とはいえ、色んな光が見える白にできていればと思います。




男女湯、どちらにも、くつろぎ顔のお湯の富士がいます。

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ぜひ、武蔵湯さんでお湯の富士と一緒に「ふぅ~、っすぅ~。」とリラックスの声をあげて頂けましたらありがたいばかりです。


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掲載時編集ミスがあり、消えていた内容、写真を追加しました
2023年9月24日17:54


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NRE大森弥生ハイツ(介護付有料老人ホーム・東京都大田区)でのペンキ絵制作日記_2023年9月3日

●ペンキ絵制作老人ホーム
「介護付有料老人ホーム NRE大森弥生ハイツ」
〒東京都大田区大森西4-4-21

●NRE大森弥生ハイツHP
http://www.nre.co.jp/company/oomori/


初夏、灌漑深いものを感じるお電話を頂きました。
前回、2014年3月に描いた絵の描き替えのご依頼です。
お話をうかがい、すぐに前回の打ち合わせの様子が頭に浮かびました。

前回制作日記がこちらとなります。
http://mizu111.blog40.fc2.com/blog-entry-450.html


大田区の大森と言えば、かつて海苔産業が盛んだった地域。
海苔をとる船を描いて欲しいという前のご依頼に沿い、今回も同様のご依頼を頂きました。

実は、下地補修なども必要な現場で時間に追われ、玄関のお写真などはないのですが、、、



絵の変化はこちら。




前作がこちらでして、、、

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今作がこちらです。

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今年は、10年近くぶりのご依頼が数件あり、自分の絵の変化に向き合うことが多いです。
施設長のかたや職員のかたが、穏やかに優しく接してくださったのもとてもありがたい制作現場でした。

利用者の方々が、どうかお風呂の時間を楽しんでくださっていますように。


羽衣湯(東京都渋谷区)でのペンキ絵制作日記_2023年8月18日

●ペンキ絵制作銭湯
羽衣湯
〒東京都渋谷区本町3−24−20
都営大江戸線「西新宿5丁目」駅より徒歩4分

●銭湯営業日時
14:00~25:30(日曜は13:00から営業)、金曜休

●The sento(Japanese public bath) where my work is seen in.
Hagoromo-yu
〒 3-24-20 Honmachi,Shibuya-ku、Tokyo Prefecture,Japan
Toei Oedo Line: Nishi-Shinjyuku5chome Sta./A 4 min walk

●Opening hours
14:00~25:30(San. Is 13:00~25:30)
Fri. is closed


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夏のある日、伺ったのは、羽衣湯さん。
今年の2月にも絵を描かせて頂いたのですが、、、

全く傷みもないまま、「お客様に新鮮に楽しんで頂けるように短期間で変えていきたい」ということで片方の絵を描き換えさせて頂きました。

前回の制作日記が下記のものになります。
前の絵は、ぜひ、こちらからご覧ください。

http://mizu111.blog40.fc2.com/blog-entry-982.html



この、SF感のある円形の浴室が大好きです、、、。

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フロントの漫画も本当に膨大にあり、ゆっくり過ごせる素敵な銭湯です。
そんな中で、浴室のペンキ絵横にまさかの田中のプロフィール紹介が。

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ありがとうございます。
前に子連れで入浴した際、気づいた時に、「し、、、紹介してくださっている!!」と震えました、、、。

制作中にも、ご夫婦で熱中症を心配して確認に来て下さった若旦那と若女将。
優しさに触れながらの制作となりました。


さて、今回制作させて頂いた絵は、こちら。

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朝陽がのぼる時の赤富士です。
縁起の良い昇り調子の絵、羽衣湯さんでぜひご覧いただけましたら、ありがたいばかりです。



2023年度版「親子 de 銭湯」(東京都江戸川区)、今年も開催されました_2023年8月11日


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7年程毎年行われている、東京都江戸川区での親子参加型イベント「親子 de 銭湯」が今年も開催され、トークとワークショップをさせて頂きました。

会場は、江戸川区の子ども未来館。
会場横に居るポニーに癒され、下の図書館にも2階の水槽のお魚や亀さんたちに癒され、、、
わくわくしながらの準備となりました。

トークからは、後で様々な感想を頂き嬉しさや反省がこみあげてきたり、、、
ワークショップでは、今年は数年ぶりに、こどもたち皆で大きな絵を描くことができて嬉しくなったり、、、

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トーク後の沢山の質問や、親御さんとご相談しながら、カラフルな色で、一生懸命考えて制作している子供たちの様子が
とても嬉しいものでした。
子供たちにも、夏の楽しい1日になってくれていたらと願うばかりです。



個人宅へのペンキ絵制作日記_2023年7月21日

大変遅くなりましたが、今夜、7月以降のペンキ絵制作日記をまとめさせて頂きます。
既出の様々な企画でのペンキ絵制作なども間にはさまっていたため、時系列が無茶苦茶になりつつあり恐縮です。

7月半ばに伺ったのは、とある街の個人宅。
事前に現場を確認させて頂いた上での制作となりました。

ご依頼主の優しく温かいご夫婦が迎えてくださり、お風呂の外壁の装飾を変え、家のお風呂から良い風景を眺めたいということでご依頼をくださいました。

長い外壁の画面を使わせて頂け、「お風呂」らしく銭湯ペンキ絵らしい富士山と海辺の風景のほか、ご主人がお好きな勝海舟氏と坂本竜馬氏のお姿も描かせて頂くことに。
また、おうちで拝見した奥様がかわいがっておられたわんちゃんのお姿も描かせて頂きました。

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実は、何年も前に大田区の大正湯さんで西郷隆盛氏と勝海舟氏のペンキ絵を描かせて頂いた際の新聞記事をご覧いただきお問合せくださったとのことで、打ち合わせの際も長年の思いのこもったご依頼だという気持ちがひしひしと伝わってくるものでした。

夜、入浴の際に、自分たちだけのペンキ絵を楽しんで頂けていればと願うばかりです。


WEBサイト「はたわらワイド」にてインタビュー記事が掲載されました_2023年9月15日

本日2つめのブログとなります。

はたらく人々のことを取り上げているサイト「はたわらワイド」にて、インタビュー記事が掲載されました。
愛知県の杉戸浴場さんでの制作の様子も出ています。



「日本でたった3人の「銭湯ペンキ絵師」。21歳で “覚悟”を決め、追い求めた夢」
https://hatawarawide.jp/nama/230915-1


丁寧に取材頂きました。
ご覧頂けましたら幸いです。

上映中の映画『炎上する君』(ふくだももこ監督)に、高円寺のなみのゆさんが出ております_2023年夏

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諸々、イメージ図など遅くお待たしている方々、本当に恐縮です。
取り急ぎ、ずっと書かねばと思っていたブログを本日二つ。

一つめのブログです。




今年の8月4日から公開されている映画『炎上する君』(ふくだももこ監督、うらじぬの、ファーストサマーウイカ出演、レプロエンタテイメント配給)、実は田中が絵を描かせて頂いた東京都の高円寺の「なみのゆ」さんがロケ地の一つになっております。

映画のHPがこちらです。
http://enjyo.lespros.co.jp/

西加奈子さんの原作小説『炎上する君』を映画化した作品なのですが、、、




映画を拝見する前に原作を読んでおり、映画化と伺って絶句しまして。
ここ数年、映画宣伝の煽り文句で使われる「映像化不可能」な原作そのものじゃないかと。




で、映画を拝見して、震えました。



シスターフッド万歳!!
女性を省いてきた文学界に投げこまれた主人公女性二人の文語調トーク、むしろ、リアルな女友達との会話のときの口調になっているやんけ!!
ラストの、現実ならありえない最強の登場人物、すんなり画面に溶け込んでいる!!



、、、という、拝見した後に疲れ果てた心がパワフルになり、女友達に連絡したくなる映画でした。



高円寺のパンク銭湯「なみのゆ」さんがロケ地の一つになっており、ちらりと田中の絵も映っております。
ぜひ、そこもご覧頂けましたらありがたいばかりです。



2021年のなみのゆさんでのペンキ絵制作日記がこちらです。

http://mizu111.blog40.fc2.com/blog-entry-874.html




もう、希望を持つのも厄介になってきて、色々なことが面倒くさくなっている女性たちに、ぜひ、ご覧いただきたい映画です。
本当であれば、もっと早く書きたかったブログでして、本当に遅くなり悔しいところですが、、、

皆様、ぜひ。

「アンダーカレント湯」開催 ・寿湯(東京都台東区)さんに映画『アンダーカレント』告知用特製ペンキ絵を作成しました_2023年9月6日

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【アンダーカレント湯 (2023年9月6日~10月15日まで開催)】

●映画『アンダーカレント』公式サイト
https://undercurrent-movie.com/

●ペンキ絵制作銭湯
寿湯
〒東京都台東区東上野5-4-17
(銀座線「稲荷町駅」より徒歩2分、JR「上野駅」より徒歩12分)

●営業日時
11:00~25:30(最終受付25:05)、第3木曜休

●HP: http://www7.plala.or.jp/iiyudana/

●X(旧Twitter): https://twitter.com/kotobukiyu1010?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

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●The Sento(Japanese public bath) where my work is seen in.
Kotobuki-yu
〒 5-4-17 higashi-ueno, taito-ku, Tokyo Prefecture、Japan
(A 10min. walk from "Inari-cho"Sta./Tokyo metro ginza Line)

●Opening hours
11:00~25:30 , 3th Thu. is closed.

●HP: http://www7.plala.or.jp/iiyudana/

●Twitter: https://twitter.com/kotobukiyu1010?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eautho


8月、9月のペンキ絵制作日記がまだ書けておらず恐縮です。
取り急ぎ、先に一つペンキ絵制作日記を。

2023年10月6日(金)から公開される映画『アンダーカレント』(●監督・今泉力哉 ●出演・真木よう子、井浦新、リリーフランキー、永山瑛太、江口のりこ、中村久美、康すおん、内田理央 ●音楽・細野晴臣 ●原作・豊田徹也『アンダーカレント』/講談社『アフタヌーンKC』刊) ●配給・KADOKAWA)の特製ペンキ絵を、寿湯(東京都台東区)さんに描かせて頂きました。

寿湯さんでは、10月15日まで、「アンダーカレント湯」としてステッカープレゼント!!
映画「アンダーカレント」公式・寿湯さんのX(旧Twitter)フォローにより、抽選で特製タオルのプレゼントも行われています。

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映画『アンダーカレント』公式サイトから「ニュース」にて「アンダーカレント湯」の詳細情報も出ています。
ぜひ、ご覧ください。

https://undercurrent-movie.com/news/news-0906-2





そして、実は昨日、「アンダーカレント湯」オープン記念の会見が行われ、お邪魔してきました。

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公式サイトでもご紹介くださっています。

https://undercurrent-movie.com/news/news0906-4



なお、今回、ペンキ絵制作に際し制作映像も公開されており、ご覧頂けましたら幸いです。

https://www.youtube.com/watch?v=P0kAh-qYtRY&t=101s


裏方の職人が登壇するという、、、恐縮です。
会見場では、真木よう子さんの水中撮影でのハプニングや苦労などを楽しく聞かせて頂きました。

真木さんのお顔が本当に小さくて、お人形さんのような美しさに震えたり、お話する際にまっすぐこちらを見つめて真摯に聞いてくださり瞳にすいこまれそうになったり、、、
司会の赤ペン瀧川氏の楽しいお話に笑わせて頂いたり、、、。

今回のペンキ絵では、水のゆらぎを出すため、あの大画面をローラーでの塗装後に刷毛で塗りたくるという努力の末の制作となりました。
ぜひ、寿湯さんにてご覧ください。





なお、この映画は、漫画が原作です。
漫画の映画化に関しては賛否両論があるかと思います。
映画化されることで、漫画に他者の解釈が入ること自体に警戒なさるかたもおられるかもしれません。

ただ、田中は監督が本当に真摯に原作を捉えておられることに感動しました。
そして、映画が終わったあと、作品世界から抜け出せず、しばらく席を立つことができませんでした。

試写場を出たらすぐに感想を言いあいたい位に圧倒されながら、感情が押し寄せてきてすぐに言葉にすることができないという謎の体験もしました。
いつか見た、しかし、なんとか忘れたふりをしてやりすごしてきた顔たちのことを思い出したりもしました。

原作の豊田徹也氏の漫画『アンダーカレント』も最高なのですが、今泉力哉監督の映画を拝見し、最高のセッションを拝見したと思っています。
そして、細野晴臣さんの映画音楽も素晴らしくて、嬉しかったです。
YMOが大好きな兄の影響を受けて、私も小さい頃から聞いていたので、染み入りました。



いやぁ、映画って、素晴らしいですね。
(淀川長治さんの声で読んでください)

今年の秋、『アンダーカレント』、ぜひ。

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2023年9月8日11:38、誤字を訂正いたしました。