個人のお家でのペンキ絵制作日記_2010年10月23日

今回、珍しく、個人のお家(しかも、風呂ではなくて居間)の室内に絵を描かせていただくことになりました。

依頼主は、今年の夏にアーツ千代田3331で開かれた展覧会「3331Presents TOKYO:part2」展で開催された「シークレット・オークション」でペンキ絵制作権を落札してくださった、若いご夫婦。
デザイン関係のお仕事をしていらっしゃるお二人で、、、お家もオブジェや壁の色など、面白くてわくわくするような空間です。

そこに、ペンキ絵登場ということで、、、。

下写真:師匠、都内御洒落地域マンションベランダにてペンキを調合するの図↓
個人宅1


ちなみに、制作前の壁はこんな感じでした。
個人宅2

で、制作開始☆
個人宅4

ご夫婦のご両親が見にきてくださって、新潟産のおいしい笹団子とお米を差し入れてくださったり、やさしい空気の中での制作でした。

14:00~18:00位までの制作で、完成!!
個人宅5

絵の下のほうには、本棚が設置される予定なので、いくらでも広がるように、海の構図で描いております。
本棚の裏に、自分だけが知っている海が広がっているというのも、ロマンがあって非常に素敵です。

仕事をしながら、ちらっと見るとこんな感じになっているわけで、、、。
個人宅6

もともと広いお家ですが、空間がさらに広がったように思われます。
この場をお借りして、U様、ご依頼ありがとうございました!!


「家にも描いて欲しい」というかた、現場の広さや制作面の状態によりますが、基本的に一桁から二桁前半万くらいで承ります。どしどし連絡ください。

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松原湯(世田谷区)でのペンキ絵制作日記_2010年10月22日

●制作場所
〒 世田谷区松原2-31-12
京王線「明大前」駅から徒歩5分

●営業日時
15:45~23:00、金曜休

毎年描き替え、いつも清潔、そして段差のある壁が特徴の銭湯といえば、、、
松原湯さん。
松原湯10
作業当日はお昼まで雨で、夜にやっと建物の写真が撮れたのですが、、、
線路近くの銭湯、周りには美味しそう&お手ごろ価格の飲食店が沢山あって、銭湯帰りにごはんや、一杯、なんていうのも素敵な立地です。

最近は少なくなってしまった、毎年描き替えを貫く、理念のある銭湯のご主人。
過去にも日記で書いたことがありますが、こういう銭湯は掃除なども丁寧にしていらっしゃって、清潔感が気持ちよいのです。
格天井も綺麗だし、タイルも可愛いくて。
松原湯3
ご主人も、なんだか頼れる兄貴肌のかた。
今回は、前に描いたペンキ絵を写真にプリントして、プレゼントしてくださいました。この場を借りて御礼を!!

さて、前の絵は、こんな感じでした。
松原湯2松原湯1

絵の上半分が前に出っ張り、下がへこんでいる壁の構造を考えて、絵の構造を決めていきます。

松原湯6

長いはしごがここでも活躍。空を塗ったり、雲を塗ったり、松を描いたり、、、田中が作業をする際にはほとんどお世話になっている状況です。
そして、いつも来てくださる見学者のかたがたや、今回は銭湯研究家の町田忍さんもいらして、制作。
昨年の制作時にもいらしていた町田さん、今回はバスを描いていかれました。

松原湯8
女湯にて、女性のみなさま、ご覧ください。お名前も入ってます!

そんな感じで作業が進み、完成作はこのようになりました!!
松原湯7松原湯4


今回、富士の下の松を描かせて頂いたのですが、師匠に褒められたので記念に載せておきます、、、。
松原湯9

銭湯でお湯につかる際、チラリと見ていただけましたら幸いです。

ぜひ、現場でご覧ください。

仲乃湯(横浜市)でのペンキ絵制作日記_2010年10月20日

●制作場所
仲乃湯
〒 神奈川県横浜市神奈川区二ツ谷町1-9
JR京浜東北線、横浜線「東神奈川駅」から徒歩5分

●営業日時
15:00~24:00、不定休


またまた、神奈川県の銭湯。味のある昔ながらの趣の、仲乃湯さん(現在のWEBなどでの表記は「仲の湯」なのかもしれませんが、看板にそって「仲乃湯」で書かせていただきます。)。

仲乃湯5


朝、銭湯近くの可愛いパン屋さんにて師匠と朝食。コンビニでお弁当を買うという選択肢と迷いつつ、「コーヒーが飲みたいなあ」の師匠の一言で即決でした。このお店、7:30から開店だそうで、、、朝からやっているなんて、素敵なお店です。窓から外を見ながら、大きなスーパーやスケート場などもご近所にあって、面白い区域だなあなんて思いながらご馳走様です。

で、現場へ。
入った瞬間に聞こえてきたのは、高らかな鳥の鳴き声。
録音かと思って浴室に入ると、、、
仲乃湯3
仲乃湯4

可愛い小鳥が。名前がわからず、気になりながら作業開始です。

前の絵は、こんな感じでした。
仲乃湯1仲乃湯2

高い壁だなあ、なんて思いつつ、そんな窮地に現れた助っ人がこのこ。
仲乃湯6

新しいはしごです。
今のはしごは、軽くて高く伸びるようになっているんですね。
しかし、これが凄いのは、いつも見学に来てくださる紳士が余分な高さの部分をカット&下が安定するように脚を追加というカスタムをしてくださっていたところです、、、。ひらすら感謝です。

で、早速はしごを使って作業。もちあげかた等を習い、雲などを書き進め、鳥の声を楽しみつつ、、、
横浜の銭湯好きのかたなどもいらして、黙々と作業の一日でした。

お昼には、近くのラーメン屋さんで朝食を頂き、満腹で作業です。

仲乃湯8仲乃湯7

で、できあがったのは、迫力の滝と奥から流れてくる川。
水が豪快で素敵な絵になりました。
ぜひぜひ、銭湯でゆっくりとお楽しみください。

2010年11月7日(日)、「むさしの青空市」にてペンキ絵公開制作のお知らせ

秋といえば、読書、芸術、食欲、、、
いや、祭りです。
むさしの青空市(市民祭り)です。

今年も、師匠の中島盛夫がペンキ絵の公開制作を行います。
ぜひ、皆さん、いらしてください。
お祭りでは、おいしい屋台や、エコ商品なども出るようです。


●日時
2010年11月7日(日)
10:00~15:00

●場所
むさしの市民公園
〒 武蔵野市緑町2-2

ご家族で楽しめるお祭り、ぜひ秋の休日にどうぞ。

三筋湯(台東区)でのペンキ絵制作日記_2010年10月11日

●制作場所
三筋湯
〒台東区三筋2-13-2
「蔵前駅」から徒歩8分

●営業日時
15:00~24:00、月曜休

前日の「銭湯ナイトVol.6」から一夜明け、(来てくださったかた、ありがとうございました。お耳汚し、すみません、、、。)ペンキ絵制作の一日です。
朝5:30に起きて7時に師匠の車に拾っていただき、いつも寄る立ち食い蕎麦屋さんに向かったものの、、、

お休み。そう、世の中ではお休みでしたね。そこで、代わりに牛丼をいただいた一日の始まりでした。


8時頃についた現場は、三筋湯さん。
三筋湯8
三筋湯??

寺社風の入り口の、味のある銭湯です。
中は綺麗に掃除されていて、適宜改修もされている、素敵な居心地の空間でした。
何よりもすごいのは、男湯の浴室、、、。

三筋湯1

豪華な庭が造られています!!
下方に見得るのは、、、
三筋湯4

お庭の池にいる、金魚たち。
朝、作業場について道具を運びはじめたとき、皆が同じ方向を向いてゆらゆらと動きを止めているという不思議な様子でドキドキしたのですが、午後になってわかったのは、朝は皆寝ていたのだな、ということでした。
魚は目をつぶらないんですね。

ちなみに、動物好きの師匠は身を乗り出して観察。
三筋湯7

お、、、大きな子供、、、????
いや、絵を描く人間には好奇心が必要なんだな、と学んだ一日でした。

そんな師匠は、言葉にせずとも、さすがのキャリアで見守ってくれています。
それがわかるのは、例えば、さりげなく足場に置かれたちりとりからであったりします。
三筋湯5

片付けようとしたら、止められました。
理由を知るには、、、置かれていた位置を知ることが重要です。
三筋湯6

このちりとりのある位置を踏むと、板がてこの原理で落ちてしまうのです。
「落ちそうだから、置いておいたんだよ☆」
との師匠の知恵に、職人の経験がうかがえました。

そんなこんなで絵の制作です。
前の絵は、早川絵師のもの。
三筋湯
で、問題は、絵の前の岩場です。

こういうときは、クライミングです。
恐らく、入浴しているキッズたちが一度は登りたいと思ったであろう岩に乗れるのは、この仕事の特権だと思います。

例えば、師匠ならこんな感になるわけです。
三筋湯10


で、見習い田中も、空を塗らねばならず、登ってみますと、、、岩の頂上付近に何やら曲者が、、、。
三筋湯2

三筋湯3

???
お手上げです、というジェスチャーが絶妙です。
恐らく、背負っていたものの蓄積具合を見ると、何年か、ずっとうつぶせになっていたと思うのですが、、、、

彼に何があってこんな所にきたのかが気になるところです。
人生って不思議ですね。

そのままうつぶせにして置いておきました。
数年後、また会おうぜ☆
ロマン・オブ・ザ・銭湯。


というわで、制作。空を描き、雲を塗り、松を描き、、、。手前の岩場に光を入れさせていただき、、、。

見学のかたも多かった一日で、にぎやかな時間でした。
いつもの紳士たちのお一人や、写真を撮りにきているかたがいらっしゃったり、銭湯好きのご夫婦が差し入れを下さったり、学生さんがドキュメンタリーを撮りにきたり、、、町田忍さんがいらっしゃったり。
ありがとうございました!!

そんなこんなで、完成はこんな感じです。
女湯、、、迫力ですね。
三筋湯11
男湯は、現場でお確かめください。

ちなみに、この日は、長年師匠が使ってきた三段はしごの引退の日でもありました。
三筋湯9

今までありがとう。
すごくお世話になりました。

こちらはこれからも頑張ります。

第四富士の湯(葛飾区)でのペンキ絵制作日記_2010年10月1日

●制作場所
第四富士の湯
〒東京都葛飾区宝町2-11-8
京成電鉄「お花茶屋」駅から徒歩7分

●営業日時
16:00~23:00、金曜休

またもやブランクの日記で申し訳ないです。
10月は今までに2件、これから、個人宅からの依頼を含めて4件、であります。

1日に伺ったのは、第四富士の湯さん。
!!!4富士3
昔ながらの、寺社風の入り口に趣きがありますね。

前の絵は、早川さんの作品。
少し高い位置に絵があるので、足場(ペンキ絵を描く作業スペース)を脚立の上に組みます。
!!!4富士1

脱衣所の、男湯と女湯の境に居るねこさんに見守られながら、、、
!!!4富士2

!!!4富士4

作業は順調に進んでいきます。
足場に一度乗ってしまうと、降りるのが大変なため、師匠はあがりっぱなしです。
こんな日は、作業中よりも終わった後にどっと疲れがきたりします。

!!!4富士5

だから、お昼の時には庭でくつろいだりして、、、。



そんなこんなで、作業と片付けは18時くらいには終了。
!!!4富士7!!!4富士6

滝の感じ、良いですね。豪快でさわやかな絵が完成しました。
こちらは、今回も、空や雲や小さな松を描いた一日。
今度はゆっくり、入りにいきたいです。

宇田川湯(世田谷区)でのペンキ絵制作日記_2010年9月27日

●制作場所
宇田川湯
〒 世田谷区羽根木1-14-11
京王線「代田橋駅」から徒歩5分

●営業時間
16:00~24:00、月休

今回も、取材がはいっていました。詳細書いて良いのかわかりません。
時期がきたら書かせていただきます。
例によって写真が少ないです。すみません。

今回は、雨の中の制作でした。

前の絵はこんな感じ。痛みはそこまでひどくないですが、全面のペンキのささくれだちを取っていきます。
!!!宇田川湯1

TVカメラがあるとスペースが限られてなかなか動き辛いなあとか、昔見学に来たかたが落ちて縫うような怪我をなさった足場に乗っているカメラマンさんが気になるなあ、と思いつつ作業。皆一生懸命なだけに、無事に終わればと願うばかりです。

ご主人や女将さんがお茶を出してくだっさったり、やさしいかたがたで、助けられました。ひたすら感謝です。
!!!宇田川湯2!!!宇田川湯3

赤富士の映える絵になりました。

ぜひ、現場でお楽しみください!!

たつの湯(練馬区)でのペンキ絵制作日記_2010年9月20日

●制作場所
たつの湯
〒 練馬区石神井台6-19-26
西武池袋線「大泉学園」駅から徒歩15分

●営業日時
16:00~23:00、月曜休


!!!たつの湯1

立派なつくりの、たつの湯さん。
お庭も良い感じです。
!!!たつの湯2

浴室を分けるタイル絵も珍しく四季がはっきりした春の風景で、凝っています。
!!!たつの湯4


ここのご主人、いつも少し変った絵をオーダーなさいます。
前回はこう。
!!!たつの湯5!!!たつの湯3

赤富士と春の見附島でした。

今回は、どどんと大きな富士山と、、、、
!!!たつの湯6


!!!たつの湯7

冬の松島!!!

!!!たつの湯8

師匠も、
「初めて描いたなあー」
なんていう画題。
一般的に、ペンキ絵にはあまり季節感を出さないのですが、、、
これはこれで、熱燗をやりたくなるようなオツな風景ですね。

皆様が驚きつつ楽しんでくださったら嬉しい限りです。
珍しい絵、ぜひぜひ現場でゆっくりご覧ください。

野崎浴場(荒川区)でのペンキ絵制作日記_2010年9月17日

●制作現場
野崎浴場
〒 荒川区荒川2-59-2
京成本線「町屋」駅から徒歩3分

●営業日時
15:00~24:00、金曜休
!!!野崎浴場3

関西系のTV局さんからの取材の一日。
取材が入る=写真が撮りづらいという一日でした。

しかも、すみません、番組は先日放送されてしまいました。
告知できず、すみません。

当日は、こんな感じでありました。
!!!野崎浴場1

できた絵は最高です。
!!!野崎浴場4

立派であります。

写せなかった分、みなさま、現場でお楽しみください。

松乃湯(埼玉県吉川市)でのペンキ絵制作日記_2010年9月13日

●制作場所
松乃湯
〒埼玉県吉川市大字平沼139

今回の現場、森の家かと見まごう佇まいです。
!!!松乃湯8

!!!松乃湯6!!!松乃湯7

!!!松乃湯3!!!松乃湯1
ちなみに、浴槽の横には水槽が埋め込まれています。豪華です。


で、ここがさらに凄いのは、、、、男女の浴室を分ける壁にも絵を描くスペースがあるというところ。

!!!松乃湯12
(↑いつも来てくださる見学者の紳士A氏撮影。次の一枚も。)

男女各1枚+横の壁の表裏、3枠=8枚を描くという一日。
時間短縮を狙い、田中も、浴槽を分ける部分の壁一面(つまり3枠)を描かせて頂くことになりました。
師匠から、
「小さく1枚1枚を描いていくというより、3枠が繋がって長い1面になるように考えて、水平線を生かすといいよ」
とアドバイスを頂き、制作、、、。
!!!松乃湯10
↑こちらの面(3枠)は、田中が描かせていただきました。

ただし!!富士山頂のみ、師匠の手が入っております。
くそう。まだまだですね。

そんなこんなで、壁面のほうは、どんどんと変化していきます。

【描替え前】
!!!松乃湯2
(白く塗ってくださっていました。珍しいことです、、、。)

【後】
!!!松乃湯11!!!松乃湯9
夏っぽい景色で、この銭湯だと開放感が高まります。


裏面の男女を分ける壁は、師匠の松島。(上記掲載写真のように、田中も空だけお手伝いでした。)こちらが何時間もかけていたのに、師匠は2時間位ですすーっとすすめていかれます。やはり凄いです。
!!!松乃湯14
!!!松乃湯15
!!!松乃湯16

私は、自分の面が描き終わると、疲労と達成感でへとへとでした。
まだまだですが、やれる分はやったという気持ちです。

終わったのが21時くらいだったでしょうか。
激しい雨が降り注ぎまして、、、、

帰り道、人生で初めて、道路が濁流になるなか進むという恐怖を味わいました。
波に乗っていけという思し召しか、逆波も気にするなということか、、、
とにかく、水はお風呂のお湯に限るなあと思った一日でした。