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千代乃湯(横浜市)でのペンキ絵制作日記_2010年6月29日

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吉の湯(江戸川区)でのペンキ絵制作日記_2010年6月28日

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蓬莱湯(新宿区)でのペンキ絵制作日記_2010年6月25日

●ペンキ絵制作場所
蓬莱湯 
新宿区四谷4-13
東京メトロ丸の内線「四谷三丁目」駅から5分

●営業日時
15:00~24:00
金曜休、月1~2回、定休日以外の月曜休有り。


25日朝。
前夜のワールドカップの試合の興奮のさめやらぬ頃、、、

今回の現場、蓬莱湯さんへ向かいました。
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この銭湯、昔ながらの銭湯で、レトロな可愛さがあります、、、。
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脱衣所、扇風機の上には、少しペンキ絵調の絵(油絵かペンキか??)。
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ご主人によると、40年以上あって、誰が描いたかわからないとのこと。気になります。

そんな中、作業開始です。
前の絵は、赤富士でした。
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今回は、前の絵のささくれだったペンキをヘラで落とし、作業開始。
画面はやや小ぶりです。
正方形に近い長方形で、、、
構図が難しい漢字です。

でも、小ぶりの利点を活かして、、、
とりあえず、いつもなら男湯か女湯の片方に作った後に反対側浴室に材料を運び直して作る足場を、一気に両浴槽に組んでしまうことにしました。

で、もくもくと作業を続ける中、いつも助けてくださる紳士登場。
サッカー談義に花を咲かせつつ、絵の制作も進んでいきます、、、。

そんなこんなで、19時位に終了の一日でした。
今回の絵は、石川県、能登の見附島&富士山でした。
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新宿の癒し空間、ぜひ、お近くに行かれた際に、ご覧ください!!


「銭湯振興舎」設立のご報告

本日は、四谷の蓬莱湯さんに描いてまいりました。のちほどまたブログを、、、。

さて、実は一つ、ご報告があります。
田中は現在、千代田区にある旧廃校を利用したアートスペース「アーツ千代田3331」の一角を借り、2人の有志と「銭湯振興舎」という名前で事務所を開いています。

アーツ千代田3331の情報は、こちら↓
http://www.3331.jp/
このスペースは外神田にあり、美術展やギャラリーを楽しめるほか、金属関係や印刷関係、植林関係、など多数の少し変った面白い会社が入居しています。

そんななか、銭湯を身近に感じて楽しんでいただける活動を企画しているのが、「銭湯振興舎」です。
メンバーのお一人は、銭湯広報誌『1010』での連載でも活躍中&戸越銀座温泉や千代の湯の建築を手掛け、ペンキ絵公開制作や音楽演奏を銭湯で行うイベント「湯フェス」の主催者、1級建築士の今井健太郎氏。

そしてもうお一人は、新宿ロフト・プラスワンにて「銭湯ナイト」というコアなイベント(前回5回目を向かえ、毎回満席になっている長寿イベントです)を企画なさっている、斉藤克己氏。

普段は全く違う仕事に勤しむ3人をつないだのが、
「銭湯が好き!!」
という思いでした。


このお二人と、以下の2点の活動を展開中です。

①「湯フェス」
銭湯をより身近に感じていただけるイベントの企画、実施準備。銭湯を舞台にしたペンキ絵公開制作、音楽イベント、そして、企業の商品のプロモーションなどもしていけたら、と動いております。

②「俺のペンキ絵プロジェクト」
現在、銭湯ペンキは、銭湯の資金負担で制作されています。
これを、昭和の頃にあった、広告システムを見習って、銭湯負担でないペンキ絵の制作システムを再構築するプロジェクトです。
銭湯の周りの商店などから広告費を頂いてペンキ絵を描く資金とし、制作されたペンキ絵の下には、広告費を頂いたお店の広告パネルが置かれるという仕組みです。
地域×銭湯、レトロ×デザインを楽しんでいただく広告を、制作させていただきます。


まだ、実績はなく、活動準備中ですが、これから面白いことをしていくつもりなので、皆様、どうぞ、ご注目ください。
また、
「銭湯でうちの商品プロモしたい☆」
なんていう企業のかたがいらしたら、是非、ご一報ください!!


なお、このアートスペースに先日TV取材が入りまして、明日の26日、午前11:00~11:55にOAの「田崎康弘の週刊N(ニュース)新書」にて、取材風景(もしかしたら田中も映るかもしれません。全く映らないかも知れません、、、)が放送される予定です。
興味を持っていただいたかた、もしお時間ありましたら、ご覧いただけましたら幸いです。

取り急ぎ、お知らせまで。

明日25日、BS日テレ22:30~「よい国のニュース」にて取材放映のお知らせ

TV取材放送のお知らせを一件させて頂きます。

明日の6月25日(金)、BS日テレ系、22:30~23:00放送の、「よい国のニュース」です。
先日21の制作現場、根岸浴泉さんでの制作風景が流れる予定です。

ニュース番組ですので、緊急ニュースがあると放送が変わったりもするのですが、もし御時間があったら、是非御覧頂けましたら有難いです。

根岸浴泉(川口市)でのペンキ絵制作日記_2010年6月21日

●ペンキ絵制作場所
根岸浴泉
埼玉県川口市安行領根岸356

●営業日時
16:00~23:00
第2,3,4月曜休

21日は、埼玉の川口市へ。
途中、材料の買い入れや渋滞に巻き込まれ、現場に8:50頃着という遅いスタートでした。

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現場は、中がレトロで可愛い銭湯。
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脱衣所には水槽や金魚蜂が沢山並び、癒されます。
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傘入れの鍵とか体重計とかも、可愛い。
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前の絵は、4年前の作品でした。
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少々コンディションが良くないので、浮いたペンキを削るところから始めます。
加えて、今回は諸事情により、外でペンキ調合。
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かなりのレアケースですが、こんなこともあるのだと5年目にして知りました。

足場は、いつも組む浴槽の上だけでなく、何故か浴室中央に設置されたサウナ状になるであろう覆い小部屋の上にも設置。
絵師にとっては、ここも乗れる作業空間なのです。
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で、田中はその後、空を塗り、雲を描き、小さな松を描き、、、といつもどおりに進行です。
その間、師匠は富士を描き、ふもとの山やまを描き、水辺を描き、、、
一瞬で仕事をしていきます。

そんな中、お昼のメインは師匠手作りの、筍入りお煮物。
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何気に弁当男子な師匠。
美味です!!

もくもくと作業中、サポートしてくださる紳士S氏が登場、感謝です。
おだやかな一日、18:00位には終了し、ご主人たちにご挨拶をして撤収。
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女湯には、富士山×石川県見附島。
銭湯マニアのかたには既におなじみでしょうか?
一般的には不思議な組み合わせだと思います。
ぜひ、ご堪能ください!!

帰りに、ご近所の「あずま湯」さんで一風呂浴び、その場で次回描き替えのお仕事が決まりました。
お仕事に感謝。そして何よりも、支えてくださる皆様に感謝です。

吉野湯(川崎区)でのペンキ絵制作日記 2010年6月18日

●ペンキ絵制作場所
吉野湯
〒 川崎区東門前3-1-18

●営業日時
15:00~23:00
8日、18日、28日休


本日も、神奈川県、、、
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しかし、今日はミラクルが起こりました。

なんだか進行がスムーズで、15:00に終了というマッハの制作でした。
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というか、普通は男湯の浴槽の上に足場(板などを組んで作る作業スペース)を組んだ後、絵を描き終わった後に同じ材料を移動させて女湯に組むのですが、材料が少なくて済む構造だったので、男湯と女湯に足場を組んで同時進行ができたのでした。

前の絵
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制作後
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あら綺麗!!
という感じですよね?

下のタイルも可愛いし、皆に楽しんで頂けたら嬉しい限りです。
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ちなみに、田中は今回は空と男湯の小さめの松、女湯の、富士山にかかる雲を描かせて頂いております。
松に光を入れた際、今日は褒めていただきました。嬉しかったですー!!

マッハの一日だったので、日記もここまでで。
皆さん、川崎に行ったら、吉野湯さんでお湯と絵をお楽しみください。

平和湯(多摩区)でのペンキ絵制作日記_2010年6月17日

●ペンキ絵制作場所
平和湯
〒 多摩区堰1-4-16

●営業日時
15:00~23:00
木曜休

昨日17日、朝5:30に起きて7:00に師匠の車に拾われて向かったのは、川崎。
途中、師匠と朝ごはんを頂き、最近使いだしたナビに誘導されて着いたのは、なにやら「絵のなさそう」なオーラを放つ銭湯でした。

師匠、少し考え、
「ここでは無い気がする、、、。」

確認したら、同名の違う銭湯だと判明。即刻、車に乗り直し、当日の本来の現場、多摩の平和湯へと到着したのでした。
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平和湯さん、昔ながらの風情を感じさせる佇まい。
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入り口から女湯に向かうと突如出会える、座型ドライヤー(パーマ機ではありません。)も面白い感じです。
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入り口フロントには、、、
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招き猫
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しかもトリオ
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脱衣所に山の写真があるのも面白かったりして。
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そんななか、ドアの修繕をしてた大工さんと一緒に作業をはじめます。
御挨拶した奥さんは、笑顔がほっくりした、優しい朗らかなかた。和みながら作業を開始です。

絵は9年前に描かれたものでした。
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コンディションは非常に悪く、壁から浮いたペンキ片を削る作業を進める朝でした。
はしごに登っていると、女将さんが
「女の人なのにすごいねー」
と一言。
身長は男性を超えている田中は、仕事中はあまり女性性を意識することは無いのですが、、、
観る人が観れば女子としてみてくださるのだなー、なんて思ったひと時でした。

そんな中、絵では空や雲、小さな松を描く機会を頂き、加えて初めて、大きな松の光入れも挑戦させていただきました。
色の調子やタッチについて指導頂き、ううむと唸りながら取り組んだ現場でした。

で、描いているうちに、いつも助けてくださる紳士たちや、見学のかたも登場。
梅雨入りとは思えない晴天の中、明るい浴室で制作が続きました。
最後はやはり、皆さんが手伝ってくださって、19:30位に終了。
完成作は、現場でどうぞ!


汗だく&疲労の中、
「明るくなって、嬉しいわー!!」
という女将さんの笑顔に救われました。

その後、皆さんと近くの銭湯で入浴。
さっぱりしての解散でした。


雑誌『nid』16号(6月19日発売)について

6月19日発売の雑誌『nid』16号で、私田中を紹介してくださっています。
http://www.nidnet.jp/

先日の江戸川区の菅原湯での制作現場に、取材にきてくださいました。
雑誌自体は、様々な職人さんの手掛けた食器や家具などを紹介し、身の周りのものを愛でる視点が貫かれた可愛らしい本です。このなかの、「伝統をつなぐ手」という連載に、取り上げていただきました。

大型書店や、コンビニ、HPからの取り寄せでご覧いただけます。
道具なども素敵な写真(カラー)で掲載されていますので、ぜひご覧ください!

取り急ぎ、お知らせまで。

大黒湯(足立区)でのペンキ絵制作日記_2010年6月14日

●ペンキ絵制作場所
大黒湯
足立区千住寿町32-6
「北千住駅」から徒歩15分

●営業日時
15:00~24:00
月曜休

昨日は、「キング・オブ・銭湯」と言われている、千住の大黒湯さんでペンキ絵制作でした。
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TVや新聞等、取材が多々入りました。
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多すぎて、誰が何社かわからないというか、、、

そもそも、見習いごときは黙殺と言う感じなのか名前を教えてくださらないかたも多く(笑)、今確認できている報道として、TVは日本テレビ系、フジテレビ系(当日の15時頃のニュースで放送されたようです。)、そしてもう一社のかた(長期取材になる可能性があり、今は社名掲載を控えます。)、新聞は、東京新聞(15日の朝刊に、田中を載せてくださっています)と、もう一社(記事が掲載がされたのか未確認のため、ここでの掲載を控えます。)、そして、共同通信のかたと、足立区の広報のかたなどがいらっしゃっていました。


さて、現場の話を。
御存知のかたも多いと思いますが、この銭湯の特徴は、やはり、天井。
格天井の中に、花の絵が描いてあるのです。
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入り口にも可愛いものが多々あります。
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上まで、見逃さずにチェックすると楽しいところでしょう。
写真はブレブレですので、行って実物を見ていただけましたら幸いです。
そして、浴室には、露天も。豪華です。(写真は、男湯のものです)
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さて。
現場の前の絵は早川さん作。
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壁のコンディションは、ペンキ跡の凸凹が強く、良くない状態でした。
ひたすら、浮いたペンキ片を削って、空を塗っていく朝でした。

で、空や男湯の小さな松たち、そして女湯の3人乗りのボートや白樺の木の光などを貸せて頂き、18時30頃に終了。

途中、松の遠近を出す色の差の出し方や、女湯の、雲の真ん中に空の空間を入れて構図を引き締める効果、ボートの形についての訂正などのアドバイスを頂いた一日でした。
まだまだ自分の絵を客観視できないものだと改めて思ったり。冷静に頑張ります。
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そんな一日、でした。
皆様もどこかで報道をご覧になったら、「この銭湯かぁー」とお楽しみください。

帰りは、お庭の豪華な千住の銭湯「タカラ湯」さんで、いつも助けてくださる紳士達と、足立区広報の素敵な女性&見学のかたと一風呂、で帰宅でした。