三吉湯(群馬県・桐生市)でのペンキ絵制作日記_2010年3月28日

●ペンキ絵制作場所
三吉湯
〒 群馬県桐生市三吉町1-2-15
・JR両毛線 わたらせ渓谷鐵道 桐生駅

●営業日時
15:30~22:00、日曜休

3月28日(日)、久々の早朝4時起きで向ったのは、群馬県桐生市。
車で遠出♪で、朝食は途中、吉野家さん。東京と違ってウッディな内装に、師匠と
「落着く、、、」
と一息つきつつ、、、落着いている場合ではなかったことに気づいて再出発。

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9時頃に現場着でした。
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三吉湯さん、近代らしいレトロモダンな佇まいの銭湯です。
でも、中は奇麗にリフォーム。
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しかも、待合室でお食事が頂けるんですね、ここは。当日も昼食を頂き、からっとあがったフライが美味でテンション上がりました。地元に住んでたら、通いますね、ここは、、、。

さて、前作は平成15年に描かれた、ナカジマ師匠の絵。
痛んでいたので、浮いたペンキ片を削って、手を入れていきます。

男湯↓
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女湯↓
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で、今回は、男湯に石川県能登の見附島
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、、、と、富士山。
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大胆な構図です。、、、というか、5年間見習いをしていて、初めて見ました。

女湯は赤富士です。
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そして、当日には銭湯常連客さんたちの見学もあり。常連のデザイナーさんから聞いたお話によると、今度、三吉湯さんで、地元の和紙を使ったスクリーンに活弁師を呼んだ映画上映会を催す企画があるとのこと。
行きたいです、、、!!!
そのほか様々なイベントをしているようで、「地域」と「文化」、二つのコミュニティの場になる空間なのだなあと羨ましくなりました。眼鏡の優しげなご主人との休憩時間の会話では、イベントに向けられる心意気や、絵への関心、そして70年の営業の間に見ていらした粋なお客さんのお話など、時に少し照れながら、そして時に懐かしげに語られ、豊かな時間が流れてきたことが感じられました。素敵な銭湯です。

そして、地元のお客さんのほか、実は当日、TV朝日のクイズ番組「雑学王」の取材(4月19日OA予定、23:15~。あくまでもOA「予定」です。)と、地元新聞社2社の取材(念のため、記事掲載までここでの社名掲載を控えます。)、そしてウェブサイト「めっかった群馬」の編集長さんがいらしていました。
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「めっかった群馬」、見学記かいて下さっています。↓
http://www.mitsuketa-g.com/blog/hitokoe/

編集長の抜井諒一氏、群馬の銭湯を歩き廻り、「群馬伝統 銭湯大全」なる本を書いていらっしゃいます。写真掲載多数でカラー。拝見したら、味のある銭湯が多いのですね、、、。アマチュア絵師のペンキ絵なんかも載っていたりして、興味深かったです。群馬に来たら是非。入手方法は下記HPから。
http://www.mitsuketa-g.com/

東京や京都、大阪は割と銭湯紹介本が多いものの(大都市で銭湯も多いからでしょうか?)、ローカルコミュニティーでの銭湯情報って意外にニッチですね。貴重です。

さて、そんなこんなで、絵のサイズと取材などから、見習い田中、今回はほとんど手を動かしておりません。枠と空の一部しか塗ってないです、、、。そんな日もあります。

そして、TV社さん、インタビューしてくださったものの、キャッチーな返答ができずに申し訳ありませんでした、、、。別に求められたわけではないものの、放送時間やら編集やら流れから考えると、使えないコメントだろーなー、と自分でも思いつつ。言葉にすると、何でも、ボロボロと情報が落ちていくので歯痒いものですね。雑念を含め、いろんなことを考えて見習いをしているので、一言では収められそうにありません。ああ、なんてリアルな感想(笑)。

そんなこんなで、自分が別業のライター業で取材をさせて頂いている際のことを考えてしまいました。事前に取材用の調査の時間をもらい、90分以上ずっとインタビューの時間を頂けて、ご本人にできあがった記事の確認をしていただける機会を頂けていたことに改めて感謝したりして。

等など、ううむと考えつつ、マスコミ各社さんが去った後の女湯にて、小さな松の木たちを描かせていただきました。女性の皆様、御覧いただいけましたら幸いです。
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そんなこんなで、終了は17時位、その後、延々とドライブで東京まで、、、。
師匠、春の群馬、楽しかったであります!!

皆様もどうぞ、三吉湯さん、入ってみてください。

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寿湯(東京・目黒区)でのペンキ絵制作日記_2010年3月24日

●ペンキ絵制作場所
寿湯
〒 目黒区上目黒5-27-18
・東急東横線「祐天寺」駅から徒歩9分 

●営業日時
14:50~24:30、木曜休

久々のお仕事であります、、、。
昨日は上目黒の「寿湯」さんでのペンキ絵制作でした。

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(画像は夜のものです。)

7時ごろ師匠の車に拾って頂き、8時頃現場着。
さあ、現場のチェック、、、と思って浴室に入り、腰を抜かしました。



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立派な鯉が、浴槽横に、、、。
ぶっちゃけまして、初め、タイルだと思って近付き、動いていたので腰抜かしました。
時々、このように水槽が浴槽横に作られている銭湯はあるのですが、、、心臓の弱いかたはご注意を!!
銭湯自体は、古き良き格天井を生かした、居心地の良い銭湯です。

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で、現場で、朝食を食べ、足場準備。
前の絵は、早川絵師が、2年前に描いたもの。男女ともに、ゴルフ場に白い犬が居るという珍しい作品でした。

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右が男湯、左が女湯であります。
可愛いと言い切るのに迷わされながらも、なんだか愛おしい犬に、しばし癒される一時でした。
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恐らく犬だと思うのですが、少々大きい他の犬系の動物かもしれません。絵はいつもミラクルです。
ちなみに、この銭湯はどうやら毎回毎回、担当の絵師を替えているようで、その前は丸山絵師だったそうです。他の絵師のかたがたに感化され、師匠も気合が入ります。

で、今回は男湯に石川県・能登の見附島。女湯は富士と桜であります。中島師匠らしい明るい色調で、気持ちよく入れるかと思います。
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田中、今回は空と縁を塗り、男湯の雲を描き、女湯の桜の幹などを描き、といった一日でした。

途中、庶民文化・銭湯研究家の町田忍氏が見学にいらして、漫画『テルマエ・ロマエ』(ヤマザキマリ著、エンターブレイン社)について語るなどのゆったりした一日。
『テルマエ、、、』、漫画大賞受賞しましたね。昨年末から、友人・知人たちから続々と「読んだ!?」と連絡が入り、もちろん即購入して読んでいましたが、、、面白すぎる。こっそりファンレター送りたい気持ちであります。もしも、まだ読んだことがないかたがいらしたら、お勧めですよ!!
古代ローマ人の建築家が現代日本にタイムトリップして日本の銭湯や露天風呂などの入浴文化を目撃し、再トリップにて戻った際、見てきたものを参考にして入浴施設を作って大当たりするというお話です。しかし、サクセス(?)ストーリー、というより、、、ギャグ漫画。日本の入浴文化、気持ち良いけど、世界の人から見たらツッコミどころ満載ですよね。
主人公が現代日本で出会う文化ギャップに笑えます。外国に無関心になっているという若者世代の読者も、異文化交流の楽しさに目覚めちゃうのではないでしょうか。第一話、銭湯が舞台で、ペンキ絵なども出てきて、勝手ながら非常に嬉しくなりました。
もし、現場で制作を見ていただけたら、、、さらに突っ込みどころ満載でネタになるものもあると自負(?)しております、、、。なんて。
作者さん、本に挿入されたコラムにつげ義春がお好きと書いていらして、益々、応援したくなりました!!!

そんなこんなの春の一日。
最後に自作の絵を見せてくださったご主人や、眼鏡のやさしい笑顔で休憩を薦めて下さる女将さんに温かな気持ちになりつつ、片付けをして20:30位に現場を発ちました。現場を雨で少し寒かったですが、楽しい一日でありました!!
皆様も、どうぞ。

燕湯(東京・台東区)でのペンキ絵制作日記_2010年3月1日

●ペンキ絵制作場所
燕湯(つばめゆ)
〒 台東区上野尾3-14-5
・JR「御徒町駅」から徒歩4分

●営業日時
6:00~20:00、月曜休


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3月1日、燕湯さんでペンキ絵制作でした。
今回は、某TV局さんの取材。
波がきてます、銭湯、、、。

今月末、桐生の三吉湯さんでも描き替えのお仕事が入っているのですが、そこにも取材がくるそうで。


さて、燕湯と言えば、、、!!


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浴場の岩です。
朝風呂と熱めのお湯も有名ですが、、、
なにはともあれ、既成概念を覆す、豪快な岩です。
前回の制作時には、岩にハシゴがひかかって、壁に安定せず、中ぶらりで描いた記憶が。

―で、今回は最初から岩場のハシゴをあきらめ、基本的に岩に登っての制作でした。


絵柄は、もちろんの富士山+綺麗な桜です!!

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大サービスで、女湯の絵を公開☆↑

レポーターさんと松を描いたりもして、楽しい時間でした。いつもながらの、サポーターのかたにもお世話になりっぱなしの一日でした。

さて。
今回の松、前出のように、一つの絵に3人で松を描いているのですが、見分けがつくでしょうか。
男湯も女湯もですので、よく見てみてください。
一番上に重ねる光の表現は師匠がやっているので、ペンキ絵をあまり御覧にならない方には一見難しいかもしれませんが、見慣れている方には一目瞭然の違いかと思います。

銭湯上級者、来たれ!!
なんて、僭越にも、思ったりしつつ。
お楽しみいただけましたら幸いです。